こんにちは。いたちです。
僕は、介護業界で15年ほど仕事をしています。
今は、特養の施設管理者ですが、それまでの経緯は、介護職員から始まり、施設の相談員、デイサービスの相談員、居宅介護支援事業所のケアマネ、事務長等、様々な経験をさせていただきました。
その中で、1年間だけですが、介護職員として介護の現場の仕事をさせていただきました。
今でも、その経験が無ければ続けていられなかっただろうなと思います。
3年介護現場で働いて、介護福祉士を取得しとけばなぁと、少し後悔もしていますが、この記事を見て、介護の仕事をやってみようかなと思ってくださる方がみえれば、幸せなことだなと思います。
少しだけ僕の紹介をさせていただきました。
介護の世界の現状はというと、厳しいものです。
本当に。
僕の施設もそうですが、全国的に介護職員の不足が顕著に現れています。
猫の手も借りたいというのはこのことです。
僕は管理者の立場になって、介護職員の面接も行うようになりました。
介護の経験が無く無資格の人もいれば、資格を持っている人等様々な人の面接を行っています。
その面接を行う中で、介護の仕事って、まだまだ未経験者でも働ける職種だなと常に感じています。
そして、年齢問わず、性別問わずということもです。
僕と同じ、40代の方でも全然大丈夫です。
実際に、僕の施設で、40代で他業種から転職し、役職者までになった人もいます。
40代の方で、
介護の仕事ってどんなことをするのかな?
介護の仕事をやってみようかな?
働く場所はどのように探せばいいのかな?
と、介護の仕事に興味がある方や働く場所を探している方はこの記事を参考にしていただけたらなと思います。
40代で介護の仕事に興味がある方へ
介護の仕事ってどんなことをするの?

【介護】とは、身体や精神が健全でない状態にある人の行為を助ける世話と定義されています。
皆さんがイメージする介護の仕事の内容は、ご飯を食べさせたり、オムツ交換したり、お風呂に入れたり、車いすを押したり、するということが一般的だと思います。
また、それだけではなく、介護が必要な方々が歩まれてきた人生を踏まえての関わり方を考えたり、生活の質(QOL)を高めるにはどうしたらいいか?を考えたりと、お世話だけではなく、その人の人生に関わる、素晴らしい仕事です。
僕たちが生活する中での動作(ADL:日常生活動作)に不自由が発生している人に対してお世話をすること、その人が希望する生活の質を高めるアプローチを行い続けること、が主な仕事内容になります。
介護の仕事をやってみようかな?
介護の仕事をやってみようかな?と思われる方は、まずは自分で介護の仕事を行っている自分自身を想像してみてください。
想像できましたか?
僕が介護の仕事に関わりたいと思った当初も、想像してみたのですが、僕の場合は、オムツ交換をしている自分がどうしても想像できませんでした。
本当にできるのかな?できなかったらどうしよう?と思っていました。
結局、考えた末、僕は介護の仕事はできないかもと思ったので、違う観点から生活を支える、生活相談員という仕事を選びました。
でも、最初に就職した施設に生活相談員として入社したのですが、施設長から、「生活相談員の仕事も介護の仕事を知らなければ良い援助はできないので、まずは介護の仕事を学んでください。」と言われ、介護の仕事を行うことになりました。
実際にオムツ交換を含む介護の仕事を行ってみると、悩んでいたことが何だったのだろうと思うぐらい全然大丈夫でした。
自分が想像していたこと以上に、介護の仕事は奥が深く、介護の楽しさや嬉しさ、高齢者の方々と関わることで得られる幸せな気持ちや尊い気持ちを知ることができたことが僕にとっては大きなことで、今の自分を形成している唯一のものだと思っています。
介護の仕事をやってみようかな?と思ったら、まずは介護の仕事を想像してください。
僕のように想像できないことや、無理だと思ってしまったことがあっても、
諦めないで介護の世界に飛び込んでみてください。
働く場所はどのように探せばいいのかな?
他の職種と同じように、介護の仕事も様々な方法で働く場所を探すことができます。
まとめると、
- ハローワークで求人を探す
- 新聞広告の求人紙で探す
- 紹介会社に登録して求人を探す
- 人に紹介してもらう
- 気になった施設のHPで求人があるかどうか探す
- 気になった施設に飛び込み直接求人があるか確認する
このような方法がありますが、介護未経験者の方には、
是非行っていただきたいことがあります。
それは、介護施設や事業所にボランティアに行き、介護の仕事を生で体験すること!です。
志高く入社してきた新人さんが、実際に介護の仕事を行ってみて、自分が想像していたこととのギャップに苛まれ、数日も経たずに辞めていってしまう。
そのような人を何人も見てきました。
世の中の仕事は実際に働いてみないと分からないことが多いと思いますが、介護の仕事は、働く前に自分で行動することで、介護の仕事ができそうかできそうでないか。ぐらいは感じ取ることができると思います。
実際に僕の弟も働く場所が無く路頭に迷っていた時に、僕が介護の仕事をしていたということもあり、僕が働く施設で1日ボランティアとして介護の仕事を体験できたので、「自分には無理だ。向いていない。」と分かることができました。
介護職員が不足している現状があり、より多くの方に介護の世界に飛び込んで来てほしいと思う反面、働いてすぐに「こんなはずじゃなかった...」と思うことが無いように、働く前に知ってほしいです。
まとめ
介護の仕事をこれからやってみようかな?と思ったら、介護の仕事をしている自分を想像してみてください。
そして、働く前にボランティアで介護の仕事を体験してみてください。
体験することで得るものはあります。
少しでも自分は大丈夫だと思われたら、是非介護の世界に飛び込んでみてください。
40代からでも決して遅くないですよ!!
あなたのみちしるになりますように。
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